- 2009年6月 1日 17:19
- column
女性抜け毛原因や女性薄毛原因には、頭皮トラブル・ダイエットによる栄養障害・お産によるホルモンバランスの乱れ・投薬や病気による作用・ストレス・睡眠不足...等々、様々な要因が考えられますが、つい先日、静岡県三島市にある国立遺伝学研究所と慶応大の研究チームが【脱毛の原因遺伝子をマウスの実験で突き止めた】というニュースが舞い込んできました。
神経細胞の増殖や分化に関連する遺伝子「Sox21」という遺伝子を持たないマウスは、生後10日を過ぎたころから脱毛が始まり、やがて完全に体毛がなくなるのを発見。さらに詳しく調べると、この遺伝子が作るたんぱく質が毛の外層に多く現れ、キューティクルの材料となる「ケラチン」の生成を制御していることが判ったそうです。
何故「Sox21」が無いと薄毛になるの?
ケラチンというのは毛根にもあり、毛が抜け落ちるのを防いでいるので、この生成が抑えられてしまうと、ケラチンの量が減り、新しい毛が成長するまで毛を維持出来ない、ということなんですね。
発毛しても、脱毛の周期が非常に短かく、すぐに抜け落ちてしまうので、常に薄毛という訳です。
今回はマウスでの実験でしたが、実はこの遺伝子、人間の髪でも働いていることが確認されています。
ちょっと怖い話ですが、それは同時に【今後脱毛や薄毛を食い止める治療につながる】訳ですから、期待が出来ますね。
もちろん全ての薄毛や抜け毛に悩む方が、遺伝子の都合でそうなっている訳ではありませんから、毎日の生活の中でマイペースで出来る事から女性抜け毛対策を行って行きましょう!
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